着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ | 着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ | 着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ |
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1 | 5 | 8 | 10人気 | 13.0 | 2 | 3 | 3 | 6人気 | 9.0 | 3 | 7 | 12 | 14人気 | 73.5 |
馬連配当 | 7,720 | 三連複配当 | 155,010 | 三連単配当 | 697,990 | 大波乱 |
一番人気が6.5倍で人気もめまぐるしく変わる難解なレース。
025年の函館記念(GⅢ)は、6月29日(日)に函館競馬場の芝2000mで行われ、10番人気のヴェローチェエラが、レコードタイム1分57秒6で鮮やかな重賞初制覇を飾りました。
レース展開と結果
レースはほぼ揃ったスタートから、アウスヴァールがハナを主張し、トップナイフ、ボーンディスウェイなどが先行集団を形成。ヴェローチェエラは中団の外目を追走し、3コーナー過ぎから積極的に位置を上げてマクるように進出しました。
直線に入ると早めに先頭に立ち、後続を突き放す強烈な伸び脚を見せ、そのまま押し切ってゴールイン。2着には6番人気のハヤテノフクノスケが1馬身半差で粘り込み、3着には14番人気の最低人気マイネルメモリーが大外から追い込んでクビ差で入り、大波乱を演出しました。
一方で、1番人気に推されていたディマイザキッドは4着に敗れ、上位人気馬が軒並み着外に沈む波乱の決着となりました。
勝因と今後の展望
勝利したヴェローチェエラは、これまでの長めの距離では伸びを欠く面が見られましたが、函館の平坦な中距離戦、そして良馬場でペースが流れたことで、その能力を最大限に発揮しました。37年ぶりにサッカーボーイの持つレコードを更新したことからも、今回の勝利はフロックではないでしょう。洋芝や持久戦に適性があることが証明され、次走の札幌記念でも有力な存在となることが予想されます。
2着のハヤテノフクノスケも、持久力を見せての好走。3着のマイネルメモリーは人気薄ながら見事な末脚で激走しました。
総評
今年の函館記念は、まさに「荒れるハンデ戦」の醍醐味を味わえる一戦となりました。上位人気馬が力を出し切れず、伏兵が台頭する展開となり、馬券的には大波乱を呼ぶ結果となりました。特に、勝ち馬ヴェローチェエラのレコード勝ち、そして14番人気のマイネルメモリーの3着入線は、多くのファンを驚かせたことでしょう。このレースは、今後のサマー2000シリーズを占う上でも重要な一戦となりそうです。