2025年06月22日

11府中牝馬ステークス2025

1800m G3 東京 14頭
着順枠番馬番人気単勝オッズ着順枠番馬番人気単勝オッズ着順枠番馬番人気単勝オッズ
1
7
125人気7.12
5
73人気6.63
8
142人気5.8
馬連配当3,030三連複配当5,790三連単配当42,620
中荒れ
一番人気馬 カニキュル(3.4倍) → 8着

025年の府中牝馬ステークスは、6月22日に東京競馬場芝1800mで行われ、セキトバイーストが重賞初制覇を飾りました。

 

レース展開と結果

 

レースは、1000m通過58.9秒とやや流れ気味のペースで進み、道中も極端には緩まずの消耗戦となりました。直線はDコース初週ながら内は荒れ気味で、芝の傷みから時計はそれほど速くなく、パワーも要求されるタフな馬場コンディション。さらに直線では強い向かい風が吹き付け、上がりのかかる展開となりました。

勝利したセキトバイーストは、5番人気ながら浜中俊騎手を背に素晴らしいパフォーマンスを見せました。スタートは五分に出ると中団の外目を追走。3コーナー手前からじわじわと位置を上げ、直線に入るとすぐに追い出しを開始。残り2ハロンで先に粘るタガノエルピーダに並びかけ、残り1ハロンで単独先頭に立つと、そこからもしっかりと伸びて押し切りました。前走に引き続き得意の消耗戦の展開が向いたことに加え、揉まれずに運べたのも大きかったですが、55.5kgを背負って長く良い脚を使った力強い内容でした。

2着には3番人気のカナテープが入りました。先行集団を見る位置で中団前目を追走し、勝負所もスムーズに運び、直線で反応よく伸びましたが、先に抜け出したセキトバイーストには及ばず2着を確保しました。軽斤量の恩恵もありました。

3着は2番人気のラヴァンダ。中団の外目でじっくりと脚を溜め、残り500mあたりからスパートしましたが、上位2頭には届きませんでした。

その他、1番人気に推されたカニキュルは8着に敗退。スタートは五分に出るも出していかずに折り合い重視で運ぶも、道中でやや力みが見られ、期待に応える走りとはなりませんでした。また、4着に12番人気のウンブライルが入り、3連単42,620円と波乱を演出しました。

 

総評

 

今年の府中牝馬ステークスは、タフな馬場と強い向かい風という厳しいコンディションの中、セキトバイーストが持ち前の消耗戦での強さを発揮し、見事な重賞初制覇を飾りました。55.5kgの斤量を背負いながらも、長く脚を使えたことは評価に値します。

上位人気の馬が必ずしも上位に来るわけではなく、馬場適性や展開への対応力が問われるレースとなりました。特に、力の要る馬場と向かい風という条件が、各馬の持ち味を浮き彫りにしたと言えるでしょう。この結果は、秋のG1戦線に向けて、牝馬勢力図に新たな風を吹き込むものとなるかもしれません。

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一番人気のオッズ → 3.0-3.4 二番人気のオッズ → 5.5-5.9 単勝オッズが一桁の数(一番人気含む) → 5 単勝オッズが10倍台の数 → 2 単勝オッズが20倍台の数 → 3 単勝オッズが30倍台の数 → 2 単勝オッズが40倍台の数 → 単勝オッズが50倍台の数 → 単勝オッズが60倍台の数 → 単勝オッズが70倍台の数 → 単勝オッズが80倍台の数 → 単勝オッズが90倍台の数 → 1 単勝オッズが100倍台の数 → 1 単勝オッズが200倍台の数 → 単勝オッズが300倍台の数 → 単勝オッズが400倍台の数 → 単勝オッズが500倍台以上の数 →