2025年の宝塚記念は、6月15日（日）に阪神競馬場で開催され、7番人気のメイショウタバルが武豊騎手の手綱で鮮やかな逃げ切り勝ちを収め、G1初制覇を飾りました。

レース展開とメイショウタバルの勝利

レースは稍重の馬場で行われ、メイショウタバルはスタートからジワリとハナを奪いました。武豊騎手は絶妙なペース配分でレースを支配し、道中は遅すぎず速すぎずのほぼフラットなラップを刻みました。3コーナー過ぎに他馬に並びかけられても、メイショウタバル自身のペースを守り、直線で追い出されると2着のベラジオオペラを突き放し、3馬身差をつけてゴールしました。前走のドバイターフでは5着に敗れていましたが、パワーを要する馬場や2200mの距離を逃げ切った経験が活かされた形となりました。石橋守調教師にとっても嬉しいG1初制覇となりました。

上位入線馬

• 1着：メイショウタバル（牡4、武豊） 7番人気
• 2着：ベラジオオペラ（牡5、横山和生） 1番人気。道悪が本質的に向かないとされながらも、最内の不利な枠から見せ場を作り、人気に応える走りをしました。
• 3着：ジャスティンパレス（牡6、M.ディー） 10番人気。後方から鋭い末脚で追い込み、掲示板内を確保しました。

波乱の結果と払い戻し

1番人気のベラジオオペラが2着に敗れ、2番人気のレガレイラは11着に沈むなど、上位人気馬が苦戦する波乱の展開となりました。これにより、払い戻しは高配当となり、3連単は127,550円をつけました。

今後の展望

メイショウタバルは今回のG1初制覇で、今後のG1戦線での活躍が期待されます。特に、パワーを要する馬場や、自身でペースを作れる展開であれば、さらにその力を発揮する可能性を秘めていると言えるでしょう。一方で、上位人気に推されながらも敗れた馬たちは、今後の巻き返しに注目が集まります。特にベラジオオペラは道悪での不利があった可能性も考慮され、次走以降の走りが注目されます。