着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ | 着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ | 着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ |
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1 | 7 | 12 | 14人気 | 207.2 | 2 | 8 | 14 | 4人気 | 7.3 | 3 | 1 | 1 | 7人気 | 17.8 |
馬連配当 | 82,420 | 三連複配当 | 234,090 | 三連単配当 | 2,391,870 | 大波乱 |
一番人気馬 サトノカルナバル(2.9倍) → 14着
2025年のパラダイスステークス(ウッドバイン競馬場賞パラダイスステークス)は、6月15日に東京競馬場の芝1400m(稍重)で開催され、大波乱の結果となりました。
レース結果と総評
優勝したのは、なんと14番人気のカリボール(牡9、菊沢一樹騎手、西村真幸厩舎)でした。単勝207.2倍という驚異的なオッズでの勝利で、3連単は2,391,870円という超高配当となりました。
レースは、やや掛かり気味に好位の外を追走したカリボールが、4コーナー手前で2番手に上がると、直線では残り2ハロンで先頭に立ち、そのまま後続に2馬身半差をつけて押し切るという強い内容でした。9歳馬という年齢を感じさせない、まさに「あっと言わせる」勝利でした。
2着には4番人気のベガリス(牝5、藤懸貴志騎手)、3着には7番人気のハクサンバード(牡5、小崎綾也騎手)が入り、上位3頭がいずれも人気薄での決着となりました。特に1番人気に推されていたサトノカルナバル(牡3、三浦皇成騎手)が14着と大敗したことは、多くの競馬ファンの予想を裏切る結果となりました。
レースのポイント
- 馬場状態と展開: 稍重馬場で行われたこのレースは、上がりがかかる状況が先行馬に有利に働いたと考えられます。カリボールは好スタートから好位につけ、早めに仕掛けることで後続の追撃を封じ込めました。
- ベテランの意地: 9歳馬ながら見事な勝利を飾ったカリボール。1400mという距離がベストだったことに加え、夏場や道悪が得意という条件も味方したようです。
- 波乱の決着: パラダイスステークスは過去10年を見ても波乱傾向が強く、今年もその傾向が顕著に出ました。特に、道悪やハンデ戦という要素が、人気馬の苦戦と伏兵の台頭を招いたと言えるでしょう。
今回のパラダイスステークスは、ベテランホースの驚きの復活劇と、難解な馬場状態が絡み合ったことで、競馬の醍醐味である「何が起こるかわからない」という側面を改めて示す結果となりました。