着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ | 着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ | 着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ |
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1 | 2 | 3 | 10人気 | 35.3 | 2 | 2 | 4 | 1人気 | 3.4 | 3 | 5 | 9 | 6人気 | 16.0 |
馬連配当 | 6,660 | 三連複配当 | 25,070 | 三連単配当 | 231,270 | 大荒れ 単荒れ |
一番人気馬 クロミナンス(3.4倍) → 2着
2024年のアルゼンチン共和国杯は、11月3日に東京競馬場で開催されました。
優勝馬:ハヤヤッコ 白毛の8歳牡馬であるハヤヤッコが、吉田豊騎手を背に、見事な差し切り勝ちを収めました。10番人気という低評価を覆しての勝利であり、重賞3勝目を飾りました。トップハンデの58.5kgを背負いながら、道中は後方でじっくり脚をため、直線大外から一気の伸びを見せてゴール前で前を交わしました。まさに渋太い脚と底力を見せつけた一戦と言えるでしょう。
レース展開の総評 レースは全体的にスローペースで流れました。逃げたのはジャンカズマで、その後ろにショウナンバシットやアドマイヤビルゴといった先行勢が続きました。向こう正面から3コーナーにかけてもペースは上がらず、直線に入ってからの瞬発力勝負となりました。
上位入着馬と敗れた人気馬
- 2着:クロミナンス (1番人気) 人気に応え、勝ち馬とクビ差の接戦を演じましたが、惜しくも2着。
- 3着:タイセイフェリーク (6番人気) 内から鋭く伸びて3着を確保しました。
- サヴォーナ (2番人気) や セレシオン (3番人気) といった人気馬は、それぞれ8着、6着と人気を裏切る結果となりました。特にサヴォーナは前目で競馬を進めましたが、直線での伸びを欠きました。
勝因・敗因の分析
- ハヤヤッコの勝因:
- 吉田豊騎手の完璧な騎乗。後方待機からの直線大外一気の戦法が、スローペースからの瞬発力勝負に嵌りました。
- 8歳という年齢を感じさせない、充実した状態。夏場を牧場で調整し、仕上がりの良さが光りました。
- 重いハンデを克服するだけの、地力と勝負根性があったと言えるでしょう。
- 人気馬の敗因(一部推測):
- スローペースからの瞬発力勝負が、必ずしも得意な展開ではなかった可能性。
- ハンデ戦ならではの斤量の見極めが難しかった面もあるかもしれません。
- 展開や馬場状態への適性も結果を左右したと考えられます。
総括 2024年のアルゼンチン共和国杯は、ベテラン白毛馬ハヤヤッコが、不利とされるトップハンデをものともせず、鮮やかな差し切り勝ちを収めた非常に印象的なレースでした。スローペースからの末脚勝負となり、吉田豊騎手の好判断とハヤヤッコの底力が存分に発揮された結果と言えるでしょう。波乱含みのハンデ戦らしい結果となり、馬券的にも高配当となりました。