着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ | 着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ | 着順 | 枠番 | 馬番 | 人気 | 単勝オッズ |
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1 | 8 | 17 | 5人気 | 10.9 | 2 | 3 | 6 | 6人気 | 12.5 | 3 | 3 | 5 | 13人気 | 56.2 |
馬連配当 | 8,530 | 三連複配当 | 195,370 | 三連単配当 | 836,070 | 大波乱 |
一番人気馬 クランフォード(4.1倍) → 13着
2024年のスワンステークスは、京都競馬場の芝1400mで行われ、3歳牡馬のダノンマッキンリーが見事な差し切り勝ちを収めました。
レース展開と結果の総評:
レースは、ウインカーネリアンやアグリなどが先行争いを繰り広げ、全体としてはミドルからハイペースの流れとなりました。特に京都芝1400mは、アップダウンがあり、最後の直線で差しが決まりやすいコース特性がありますが、今年もその傾向が強く出た形です。
勝利したダノンマッキンリーは、道中中団よりやや後ろで折り合い、松山弘平騎手の好判断で外枠から揉まれることなくリズム良く追走しました。直線では外から豪快に伸び、鮮やかに前を捉えてゴール。これでファルコンステークスに続く重賞2勝目を飾りました。1400mでの強さを改めて証明した内容と言えるでしょう。
2着には、後方から強烈な末脚を見せた3歳牡馬のオフトレイル(武豊騎手)が入り、3着には9歳馬のベテラントゥラヴェスーラ(藤岡佑介騎手)が粘り込みました。特にオフトレイルの上がり33.1秒はメンバー中最速で、今後の活躍が期待されます。トゥラヴェスーラの健闘も、このコースでの経験値と衰えぬ実力を見せつけるものでした。
上位は3歳馬2頭とベテラン1頭という、新旧入り乱れた結果となりました。人気を集めていたクランフォード(1番人気)やアグリ(3番人気)はそれぞれ13着、10着と掲示板を外しており、波乱含みの結果となりました。特にクランフォードは序盤から前につけましたが、直線で伸びを欠きました。
ポイント:
- ダノンマッキンリーの適性と成長: 1400mでの勝負強さと、重賞連勝という形でそのポテンシャルを存分に発揮しました。今後のスプリント〜マイル路線での活躍が非常に楽しみです。
- 差し・追い込み馬の台頭: 京都芝1400mの特性が顕著に表れ、後方から末脚を伸ばした馬が上位を占めました。オフトレイルやトゥラヴェスーラ、さらには7着のマテンロウオリオン(17番人気で上がり33.6秒)なども見どころのある走りを見せました。
- 人気馬の苦戦: 上位人気馬が軒並み着順を落とし、波乱の結果となりました。特に短距離戦は展開一つで大きく着順が変わるため、この点もスワンステークスの面白さと言えるでしょう。
全体的に見ても、見応えのある好レースだったと言えるでしょう